長寿のお祝いというのは60歳を皮切りに、その後も複数回行われる大切な節目の行事です。中でも「米寿(べいじゅ)」は、88歳を迎えた方に対して行うお祝いで、黄色いちゃんちゃんこや帽子を身につけ、家族そろってお祝いをするのが一般的です。
還暦(60歳)には赤、喜寿(77歳)には紫、そして米寿には「黄色」がテーマカラー。ちゃんちゃんこや帽子などはネット通販などでも簡単に購入できます。では、実際にお祝いを迎える祖父母に対して、孫からどんなプレゼントを贈れば喜ばれるのでしょうか?ここでは、米寿祝いにぴったりなおすすめプレゼントを3つ紹介します。
① オーソドックスでも感動を呼ぶ!本数にこだわった花束
お祝いの席でまず思い浮かぶのが「花束」です。特別な節目を迎える米寿には、花束にも少しこだわりを持たせると一層印象的になります。
たとえば、米寿は「88歳」のお祝いですので、ご本人の好きな花を88本束ねた花束を用意してみましょう。88という数字には「末広がり」や「長寿」の意味もあり、とても縁起が良いとされています。
また、88本全てを同じ花でまとめるのも素敵ですが、大きめの花を8本使い、残りをカスミソウや小花で彩ると華やかでバランスの取れた花束になります。花束は見た目にも華やかで写真映えもしますし、贈られた本人も飾って楽しむことができます。
孫が複数人いる場合は、連名で大きな花束を贈るのもおすすめです。価格も比較的手頃で、当日でも準備がしやすいため、思い出に残る贈り物になります。
② 写真入りアイテムで「思い出」を形にする
88年という長い人生の中には、たくさんの思い出や家族との時間が詰まっています。特に孫との思い出は、祖父母にとって何よりの宝物です。そのため、写真を使ったプレゼントは非常に人気があります。
定番のフォトアルバムも良いですが、近年では写真を使った「オリジナルアイテム」も多く販売されています。たとえば、思い出の写真を使ったフォト時計、フォトフレーム、クッションなどは人気が高いです。
おすすめは、祖父母と孫が一緒に写った笑顔の写真を中心にデザインすること。リビングや寝室などに飾ることができ、見るたびに心が温かくなるようなプレゼントになります。世界にひとつだけの「写真入りギフト」は、まさに米寿祝いにふさわしい贈り物です。
③ 家族みんなでお祝い!食事会をプレゼント
形に残るプレゼントも素敵ですが、「家族が集まって祝う」という体験そのものが何よりのプレゼントになることもあります。米寿は、家族や親戚が集まり、これまでの感謝と健康を祝い合う絶好の機会です。
お祝いの場としては、本人の好みに合わせてお店を選びましょう。おしゃれなレストランよりも、和食や懐石料理の料亭など、落ち着いた雰囲気で会話を楽しめる場所が人気です。和室での会食なら、足腰への負担も少なく安心です。
また、会食中には孫からの手紙やスピーチを添えるのも感動的です。写真撮影をして、後日フォトブックやムービーにまとめてプレゼントするのもおすすめです。特別な時間を共有することは、祖父母にとって一生の思い出となります。
まとめ:孫からの心を込めた贈り物が一番のプレゼント
米寿のお祝いは、単なる節目ではなく「家族の絆を再確認する日」でもあります。花束、写真入りギフト、食事会と、どのプレゼントも大切なのは“気持ち”です。たとえ高価なものでなくても、孫からの思いやりがこもった贈り物は、何よりも心に残るプレゼントとなります。
ぜひこの記事を参考に、おじいちゃん・おばあちゃんが笑顔で過ごせる素敵な米寿祝いを企画してみてください。

